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認知症・もの忘れ

認知症とは

認知症とは、様々な要因により、脳の神経細胞の働きが徐々に低下していく病気です。
認知症の症状には、記憶障害、場所や時間がわからなくなる見当識障害、理解力や判断力の低下といった「中核症状」と、怒りっぽさや抑うつといった感情の変化、徘徊、妄想、幻視などの「周辺症状」があります。
サポートされるご家族の方が、この「周辺症状」で悩まれるケースを多く経験しております。高齢化社会を迎えた我が国ではここ数年、寝たきりの原因の第一位は認知症となっており、認知症へのマネジメントは重要な課題です。

【画像】寄り添う手

認知症の種類

認知症は、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、脳血管性認知症などいくつかの病型に分類されます。それぞれの病型では、症状や進行度合いにも違いがあり、必要な治療もまた異なります。 当院では、今までの臨床経験に基づき、病型診断から適切な治療へとつながる治療を行ってまいります。

認知症の診断と検査

認知症の診断をする上で、ご本人だけでなく側で見てくださっているご家族からお話を伺うことがとても大切です。
その上で、もの忘れの検査、病型診断のために頭部MRIを行います。
症状によっては連携先の病院にて、脳血流シンチグラフィーやMIBG心筋シンチを行うこともあります。

認知症の治療

現時点で市場されている認知症の進行を遅らせるお薬を、病状をみながら調節していくこととなります。
経口内服薬のほかに貼付剤もありますので、状況に合わせて選択をしていきます。
また、認知症患者さんを長く安全に診ていくには、患者さんを取り巻く生活環境を、ご家族や地域のサポートを得ながら調整していくことが不可欠です。介護保険申請を行い、担当のケアマネジャー、訪問看護、訪問リハビリなど多職種とつながりながら、患者さんやご家族を支えていきたいと思っております。